阪九フェリー乗船記【やまと】(2020/12/4)


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【乗船日】2020年12月4日(金)~12月5日(土)

【船名】阪九フェリー【やまと】

【乗船区間】新門司港神戸港(六甲アイランドフェリーターミナル)

予定外の乗船。事の始まりは福岡空港でした。

この日は福岡15:55発→羽田17:25着のJAL320便を事前に予約。15:00丁度頃に航空会社カウンターで手荷物を預け入れ保安検査場を通過。搭乗開始を待っていました。運航便はボーイング777-200型機。当初はJALの最新鋭機であるエアバスA350-900型機でこれを目当てに予約したのですが機材繰りの関係か機材変更となっていました。

が、その777のエンジンに整備箇所が見つかりJAL320便は欠航に。代理の交通手段を探すことになりました。そのまま後続の便に振り替えても良かったのですが、到着時間が1時間以上遅れることは確実。この日に東京に向かうことはせず、福岡泊や九州内の他都市へ行くことも考えましたが少しでも東へ向かおうと判断。時間的に小倉へ向かいフェリー連絡バスにも間に合う時間だったことから電話で予約を取った後小倉駅へ。そこから連絡バスで新門司港へ向かいました。

 

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福岡空港地下鉄アクセスホール


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本来飛ぶはずだったボーイング777-200型機

そしてターミナル到着後乗船手続きを行います。

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阪九フェリー門司港第1ターミナル玄関

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乗船名簿

今回は当日電話で予約したためターミナルで乗船名簿*1を記入します。記入するのは乗船日と発着港、代表者の氏名・住所(市区町村名までで可)・同乗者の氏名・性別です*2
乗船名簿を記入後、カウンターで乗船券を購入。乗船手続きを行います。電話で予約した際に代理でGoToトラベルキャンペーンの割引適用手続きを依頼したため、検温の後地域共通クーポンとカードキーを受け取ります。
一連の手続きを済ませた後に乗船口へ。

今回乗船したのは【やまと】。【せっつ】の姉妹船にあたる船です。部屋は7階のデラックスシングル780号室。室内はベッドとテレビ、洗面台のみとシンプルな構造。

トイレは中央の吹き抜け付近に設置されたものを利用。窓が無い為か携帯電話の電波は圏外となることが大半です。

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荷物を部屋に置いた後にレストランへ。この日は連休ではなく普通の週末の金曜日なのもあってか乗船客の数は少ないように感じました。

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乗船した時間が遅めな為か鉄板メニューは無かった

食事を摂っている間に船は出港。特に大きな音を立てることも無く静かに動き始めました。食後は6階前方の展望ルームへ。

新型コロナウイルス感染拡大防止の為に船内設備の利用制限・閉鎖が摂ら取られ、展望ルームも4月以降閉鎖。6月に就航した【やまと】では当初から閉鎖されていましたが、徐々に利用制限が緩和。2020年11月6日以降は出港から22時~23時にかけて開放が再開されています。

www.han9f.co.jp

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展望ルーム内部。実際はこれより更に暗くなっている。

周囲の島や沿岸の街の灯りが輝き、月の光に海面が照らされ、灯台の光が時折届く静かで落ち着いた空間。阪九フェリーでは2015年就航の【いずみ】【ひびき】から追加された設備ですが個人的には同じタイミングで追加された露天風呂と並ぶお気に入りです。

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その後は大浴場・露天風呂へ。こちらも比較的人は少なくゆっくりと寛ぐことが出来ました。
部屋に戻り再度展望ルームへ。その後船内を探索します。船内の構造は【せっつ】と同様ですが【せっつ】は青・黄色を用い明るめの色使いに対して【やまと】は茶色・緑ベースでシックな印象を受けました。

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ここからは船内の写真を。

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撮影スペース。【せっつ】では神戸のベイエリアだが【やまと】では門司港レトロ地区となっている

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船内施設の利用時間

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【やまと】デッキプラン

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デラックスシングル区画の通路

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乗船後すぐ売店で買ったパイシュー

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翌朝は6:20頃に目覚めます。外に出てみると淡路島沖まで船が進んでいました。徐々に神戸便のクライマックスが近づいてきます。

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近づくにつれ展望デッキに人が増え、明るくなっていきます。橋を越える前にまず日が昇り、橋に姿を重ねていきます。

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7:04頃、【やまと】は朝日に染まる明石海峡大橋を通過し大阪湾へ入ります。多くの人がデッキへ出て写真を撮っていました。
橋は勿論、その麓の街も、そして【やまと】の大きなファンネルも日の出に染められていました。そして船内も日の光を取り込み明るくなっていきます。

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朝食はホットコーナーと焼きたてのアップルパイ

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六甲山地の裾と海岸線に挟まれた神戸の市街地、そして薄っすらと大阪の市街地を眺めながら、【やまと】は六甲アイランドへ進みます。

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神戸大橋と先に到着していた大分港からの【さんふらわあ ぱーる】を眺めながら8:20頃に六甲アイランド港に入港。そして定刻通りの8:30に下船が開始となりました。

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【やまと】から【さんふらわあ ぱーる】を見下ろす形となり大きさの差を実感できる

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サイドランプ。2020年1~3月にかけて改修工事が行われたばかり

予定外の突発的な乗船となった今回の【やまと】。1か月前に【せっつ】に乗船していたこともありその雰囲気の違いをより感じることができたように感じています。
そしてこの乗船をもって現行(2020年11月)阪九フェリーで営業運航に就いている【つくし】、【いずみ】、【ひびき】、【せっつ】、【やまと】の計5隻全てに乗船することが出来ました。

今年はこれ以上長距離フェリーに乗ることはありませんが、来年以降は是非他の会社の航路にも乗ってみたいと思っています。

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*1:インターネット予約の場合は記入不要

*2:車を載せる場合は車種名、ナンバープレートの番号、車体長が必要