カンサイスルーパス2dayチケットで巡る神戸④

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 4回シリーズとなった神戸編も今回で最終回。都心部から山へ向かいます。

旧神戸郵船ビル、海岸ビル、商船三井ビルディングと並ぶ

メリケン波止場前交差点から海側へ。メリケンパークには入らず海岸沿いの遊歩道を東へ進みます。突き当たりまで進み京橋交差点から再び国道2号線(海岸通)に沿って歩きます。

京橋交差点から税関前交差点へ。歩道橋で国道2号線を跨ぐと今回2か所目の寄り道のお目当てに辿り着きます。

「日本一短い国道」の案内標識

www.mlit.go.jp

税関前交差点から阪神高速3号神戸線・国道2号浜手バイパスの高架橋を挟んだ税関本庁前交差点までの総延長187.1ｍの日本一短い国道、国道174号線です。短いながらも車線数は多く起終点どちらも大きな交差点であることからかなりの交通量がありました。

神戸税関の庁舎を眺めつつ、税関本庁前交差点で反対側の車線へ渡り三宮方面へ折り返し。税関前交差点のほ歩道橋を渡りフラワーロードを北上します。

神戸税関本関

税関本庁前交差点(阪神高速京橋出入口方面)

税関本庁前交差点(国道2号・三宮方面)

国道174号の案内標識

浜手バイパスと神戸大橋(ポートアイランド・神戸空港方面)が分岐する地点にほど近く、阪神高速の高架と緩やかにカーブを描き阪神高速の更に上を走る浜手バイパスの高架で中々見応えのある風景

税関前交差点歩道橋から見た花時計、神戸市役所本庁舎の建て替え工事の関係で現在の場所へ移設された

税関前交差点の歩道橋はリニューアルが予定されている

神戸市役所1号館

歩道の一角には阪神・淡路大震災で液状化・亀裂などの被害を受けた路面が今も保存されている

神戸市役所2号館。元は6階建てだったが阪神・淡路大震災で6階部分が崩壊し5階建てに改築され運用されていたが、庁舎機能を有する複合施設建設の為2020年3月に運用を終了した。

www.city.kobe.lg.jp
フラワーロードを北上し三宮交差点に到着。神戸に訪れるたび必ず通る場所ですが、交差点南東角のそごう神戸店は神戸阪急へリブランドしていました。

そごう神戸店(2018年7月)

そごう神戸店(2019年4月)

神戸阪急(2020年10月)

神戸阪急(2020年10月)

ポートライナー三宮駅・JR三ノ宮駅東口とJR三ノ宮駅西口方面を繋ぐデッキ上からフラワーロード方面

三宮駅から阪急神戸線の普通列車に乗り込み六甲駅で下車。駅の南側のバス停で六甲ケーブル行のバスを待ちます。14:30発の106系統六甲ケーブル下行に乗り込んで15分足らずで六甲ケーブル下バス停に到着します。

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六甲ケーブル　六甲ケーブル下駅

六甲ケーブル下駅で六甲山上バスの1日フリー切符と六甲ケーブルの往復乗車券がセットとなった「表六甲周遊乗車券」を購入します。この日の日程では初めての交通手段への課金となりました。14:40のケーブルカーに乗り込み山上へ向かいます。

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10分ほどで六甲山上駅へ到着。ここからは六甲山上バスへ乗り換えます。そして六甲ガーデンテラスに付帯する展望施設「六甲枝垂れ」に到着します。

六甲枝垂れ

大阪平野方面、手前の構造物は六甲有馬ロープウェイの休止区間

大阪市中心部方面

六甲アイランド港に停泊する【せっつ】と【さんふらわあ ごーるど】

写真左奥に「あべのハルカス」

「六甲枝垂れ」付近の標高は約880ｍ。この日は平地でも少し涼しく感じる日和ではあったのですが、山の上まで来ると流石に体が冷える…のもあって30分ほどで六甲山上駅まで下りることにしました。バス乗り場は行列が伸び、車内は立客がでる盛況でした。

六甲ケーブル　六甲山上駅

六甲山上駅に隣接する六甲山天覧台のカフェで季節メニューのパンプキンラテで体を温めた後、16:40のケーブルカーで六甲ケーブル下駅へ下山しました。

阪急六甲駅のバスターミナル

阪急神戸三宮駅に戻り、朝改札内のコインロッカーに預けたリュックサックを回収。阪神神戸三宮駅へ向かいます。

日が沈み灯りのともった神戸阪急

阪神電車の普通列車で御影駅へ。ここから阪九フェリーのターミナルへ向かいました。

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 丸1日で忙しなく神戸の街を西へ東へ回った今回。カンサイスルーパス2dayチケットの価格4,000円に対して

①南海本線　泉大津→なんば:450円

②大阪メトロ御堂筋線　なんば→梅田:230円

③阪神本線　大阪梅田→今津:270円

④阪急今津線・神戸線　今津→神戸三宮:270円

⑤神戸市営地下鉄西神・山手線　三宮→学園都市:350円

⑥神戸市バス54系統(山陽バス運航便)　学園都市駅前→舞子坂4丁目:210円

⑦神戸市バス54系統(山陽バス運航便)　舞子坂1丁目→舞子駅前:210円

⑧山陽電鉄本線・阪神神戸高速線　舞子公園→高速神戸:510円

⑨神戸市営地下鉄海岸線　ハーバーランド→旧居留地・大丸前:210円

⑩阪急神戸線　神戸三宮→六甲:190円

⑪神戸市バス106系統　阪急六甲→六甲ケーブル下:210円

⑫六甲ケーブル・六甲山上バス「表六甲周遊乗車券」:1,370円(利用対象外事業者)

⑬神戸市バス106系統　六甲ケーブル下→阪急六甲:210円

⑭阪急神戸線　六甲→神戸三宮:190円

⑮阪神本線　神戸三宮→御影:190円

カンサイスルーパスの利用可能事業者利用分は6社局11路線14便、計3,700円と9割方元を取れたような形となりました。複数の社局に跨る路線網を、深く考えずに飛び乗れるというフリー切符の特性を最大限生かすことが出来た気がしています。初めて利用した電車・バスも多く、また多くの場所を巡ることが出来たので個人的にはかなり満足度の高い旅となりました。

ただ、特に六甲山でゆっくりするほどの時間を取れなかったなど全体的に駆け足な面はやはり否めなかったのも事実。3年連続で訪れているとはいえすべて日帰り。やはり1度宿泊してみたい街だなあという思いです。

今回もマスクの着用、こまめな手洗い・消毒など感染症対策に心がけた行動をとりつつといった形。おそらく来年(2021年)も同じような傾向・呼びかけは続いていくのでしょう。それでもやはり様々な街を、知らない景色を追いかけるのは楽しい為そのあたりは留意しつつも色んな町へ出かけて行きたいと思っています。