夏の終わりの長崎へ往く(往路編)
先日の記事(下記)の行程部分です。(2020年8月29日訪問)
shangrillagoonbay.hatenablog.com
長崎へ日帰りで行くのは今年(2020年)6月以来2回目ですが、当初は8月初旬の3連休の前半2日(8日~9日)の泊まりがけで行く予定を立てていたのですが新型コロナウイルスの再拡大期のピークに重なる時期となり泣く泣く断念。日帰りで日程を調整し8月30日に決行する形としました。
10:00前の下り【のぞみ】でまずは博多を目指します。今回は自由席を利用しました。乗車率は下記の写真の通りです。*1
今まで見た限りでは最も人が少ないように感じました。前回(6月)乗車時は8両編成の【さくら】で越県移動緩和のタイミングで少なかったですが今回は再拡大のペースがやや穏やかになりつつあるタイミングですが両数は2倍の16両編成。末端区間といえ小倉・博多などへの最速の交通手段で土曜日にこの写真が撮れるほどの空席があることはかなりの衝撃を受けました。
【のぞみ】は新関門トンネルを抜けて九州島内へ突入。最初の停車駅は小倉。小倉~博多は所要時間が僅か15分ほどで福岡・北九州というそれぞれ人口100万人級の大都市を最速で結ぶことから普段だと自由席はかなりの人数が乗り込んでくるのですが…。
進行方向右側の席(E席)から上りホームを見るとほとんど人の姿は有りません。車内の通路を挟んで反対側も人は疎ら。自由席の停車位置付近に人はいますがぱっと見で10人程。博多止まりとはいえ普段だともっと人が乗ってくる印象があるのですが…。
そして小倉を発車。発車後進行方向左手側に見える夜景観賞の名所、皿倉山の観光案内を車掌さんがアナウンスしていました。新関門トンネルに関する放送もありましたが、どちらも【のぞみ】で聞くのは初めてでした。
車窓を見ながら過ごしているとなんと「ドクターイエロー」とすれ違います。車窓をカメラで撮ってみようと思いカメラを準備している時に丁度すれ違い写真は撮り損ねてしまいましたが「良いことありそうだなあと」感じました。
そして福岡市近郊に入り徐々に市街地が広がりだし、終点・博多到着案内の車内放送が流れ、都市高速の大きな高架橋の下を潜り抜けマンション・ホテル・ビジネスビルなど高層の建物に囲まれ博多に到着します。
博多駅も新幹線構内の人は少な目。改札を出て自由通路に出ましたがこちらも土曜日にしては人が少ないように感じました。ただ人の行き来が減った分長距離交通にはかなりの影響が出ているようにも感じました。
JR九州のみどりの窓口の指定席券売機で予約しておいた乗車券・特急券を受け取り。今回もJR九州の公式ネット予約で割引きっぷを購入しました(詳細は割愛します)。もうしばらく時間があったため博多口駅前広場へ出ます。
駅前広場の一部には仮囲いがあり、地下鉄七隈線の博多駅への延伸工事が行われていました。
そして在来線中央改札口から入場し4・5番ホームへ。4番ホームには特急【ハウステンボス】が、反対側の6番ホームには783系(ハイパーサルーン)、そして奥の新幹線11番乗り場には800系とJR九州の車両を多く眺めました。
そして5番ホームに往路の主役、10:55発長崎行き【かもめ17号】が入ってきます。今回は白いかもめの885系。少し奮発して1号車のグリーン席、その左列の先頭の席を予約しました。
【かもめ17号】は定刻通り博多を発車。グリーン車は3分の1程が埋まっていました。思っていたほど前は見えませんでしたが運転席の機器や画面を近くで見ることもでき、左右の窓に加えて前面の運転席からも光が差し込む分かなり明るい空間な印象を受けました。運転席と客室を隔てるガラスは液晶画面となっているようで停車中(=ブレーキが掛かっている間?)は曇りガラスのようになっていました。
新鳥栖を過ぎると佐賀平野へ。広い平野にクリークが貼りめぐらされ田畑と住宅が立ち並びます。高架線に登って佐賀駅に到着。すると反対側のホームに…。
なんとクルーズトレイン「ななつ星」が停車していました。もちろん生で見るのは初めて。「ドクターイエロー」「ななつ星」と2つも貴重な列車を車窓越しながら生で見ることができ「この時間帯に変えてよかったなあ」*2と強く思いました。
暫くすると平野から山沿いの海岸線を縫うように進む区間へ。丁度干潮の時間帯で干潟が広がっていました。
そして諫早駅を通りその少し先から短絡線のトンネルへ。長いトンネルを抜けるとすぐに長崎市街へ入りすぐに浦上駅へ、そして左手に建設中の新幹線の高架橋が見えると博多駅から1時間57分【かもめ17号】は終点・長崎駅に到着しました。
次回へ続きます。
shangrillagoonbay.hatenablog.com
shangrillagoonbay.hatenablog.com